1.30オーストラリアシーズンを終えて

みなさんこんにちは。

つい先日オーストラリアから日本に戻ってきて、(2月3日～5日開催の)デビスカップに向けての調整真っ最中です。今回は、去年同様ブリスベンからスタートしたオーストラリアシーズンを振り返って見たいと思います。

＜ブリスベン＞
今年も予選から出場になったブリスベン国際オープンでは、予選一回戦でまさかの添田さんとの対戦になりました。試合日は12/31だったので、シーズン最後の試合なのか、はたまた最初の試合なのか微妙な時期・位置付けでしたが、フルセットで勝つことができ、その勢いで本戦まで上がりました。日本とは気温差が30度近くあり、暑すぎて思ったようには動けなかったのですが、その中でもなんとか対応することができたと思います。本戦ではトロイツキ選手と対戦しました。出だしから良いプレーが出来て、途中までは離されることプレーを続けていましたが、4ー5のゲームで雨が降ってきて、周りが騒がしくなった時に集中力が乱れ、ゲームを落としました。セカンドはリードしましたが、5ー3リードした時点で右脇腹を痛め、逆転されました。チャンスがあった試合なので、負けはショックでしたが、全豪につながる良い状態でテニスができていたんじゃないかと思います。

ブリスベンには、メルボルン同様街中にホテルがあり、日本食レストランが沢山あるので凄い生活のしやすい環境でした。やはりアジアンフード、特に日本食が大会期間中に食べれるのはかなり癒しになります。大晦日の日は、翌日も試合だったのでいつも通りに寝て、日付が変わる瞬間に花火が上がった時の音で年越しを知りました。(笑)毎年こんな感じで年を越しています…

＜メルボルン　～全豪オープン１回戦～＞
ブリスベン国際が終わり、すぐにメルボルンに移動して、全豪本戦に向けて調整を始めました。全豪オープンが始まる前に1980年代まで全豪オープンを開催していた会場 Kooyongでのエキシビションマッチに出場させて頂きました。エキシビションではありますが、みんな全豪を控えているので集中してプレーをしていました。僕自身も勝ち負けにこだわると言うよりは、全豪前の最終調整と言う形でプレーしていてかなり良い練習になりました。試合は2試合やりましたが、これくらいレベル感がちょうどいい気がしました。疲れも溜まらず、且つ格上の選手と練習試合ができるのでかなり良いエキシビションだと思いました。

メルボルンでは、ブリスベンに比べてかなり涼しい日が続き、予選の期間中は若干肌寒いくらいでした。メルボルンは1日に四季があると言われるほど気温差が激しいらしく、調整が少し難しい環境だったと思います。本戦が始まる前に、H I Sさんが全豪オープンのツアーを組んでおり、沢山の方が応援に来てくださり、1/14の夜に応援してくださる皆さんと触れ合うことができ、とても楽しいひと時でした。海外では心細い事が多く、日本人の方の応援は本当に力になるのでとても嬉しかったです。

さて、全豪オープン本戦１回戦の相手は、予選上がりのオーストラリア人選手でした。過去に対戦経験は無いですが、チャレンジャーの大会で何度か見かけたことのある選手でした。事前に調べて、サーブとフォアハンドが武器と言うことは分かっていたので、なるべく相手に構えさせないように、ボールをうまく散らして動かしていく作戦でプレーしていきました。やはり応援は地元選手だけあり、いわゆるアウェイでの試合でしたが、日本人の方もたくさん応援に来てくれていて、本当に力になりました。相手も予選から勝ち上がっている分かなり手強かったですが、接戦で勝ちきる事ができ初めて全豪オープン初戦突破することができました。次回は、全豪二回戦での感想と、2月に始まるデビスカップについてお伝えしたいと思います。