10.23深圳オープンでの優勝、楽天オープンへの感謝

みなさんこんにちは。

今回は、深圳で行われたATP250の優勝についてまず書いていきたいと思います。
手術から復帰して約10ヶ月で、自分自身初、日本人史上5人目のATPツアー優勝しました。

予選からの出場となり、深圳オープンでは7試合をこなし優勝しました。予選の一回戦から調子も良く、ボールやコートの相性もとても良い感じがしていたので、チャンスはあるかな、とは感じていましたが、まさか優勝できるとは思っていませんでした。
二回戦でのシャポバロブ選手との対戦で、3本のマッチポイントをしのぎ、競り勝ったのがこの大会で一番大きな勝利だったと思います。ベスト4ではベルダスコ選手にファイナルタイブレーク、決勝もファイナル6-4と、7試合の内3試合が2時間半を超える接戦となり、勝負強さを発揮することができたと思っています。一方で、今年の目標が「100位以内に入る」だったので、それをこんな形でクリアできるとも思っていなかったです。
前十字靭帯の怪我から復帰してツアー優勝したのが、男子では初めて（？）らしいので、もし今後怪我をした場合でもしっかりカムバックできるという可能性を見せられたことは、とても嬉しく思います。

さて、深圳オープンが終わり、翌週が楽天オープンだったので、決勝が終わった後30分で会場を出て空港に向かいました。夜中2時の飛行機で釜山を経由して朝9時頃日本に到着。ホテルに向かって、休む暇なくそのまま会場に行き練習をするという超過酷なスケジュールでした…。流石に心身ともにきつく、一回戦で負けてしまいましたが、凱旋帰国ということでファンの皆様にできる限りのプレーを見せることはできたと感じています。
ダブルスは、同年代の上杉海斗と組んでワイルドカードを頂き、相手は内山君とイギリスの選手でした。3人とも普段は仲が良いので「もしボールをぶつけたら、謝らないでガッツポーズしよう」って話してたり、錦織選手に「どっちが勝つと思います？」などと聞いてみたり、試合前からお互いに楽しみにしていました。ちなみに、錦織選手は内山君たちが勝つ方に予想しました（笑）結局、見事に錦織選手の予想は当たり、僕たちは負けてしまいましたが、セカンドはチャンスもあり惜しい試合でした。日本で試合ができることはとても特別なことで、やはり毎年この大会に出場させていただいていることに感謝しています。

今年はあと3大会に出場予定で、オーストラリアのチャレンジャー2大会、神戸でのチャレンジャー1大会を持って2018年を終了する予定です。この3大会でできる限りランキングを上げて、来年のスタートを少しでも楽にできるように頑張ります。

もし時間があれば、神戸での試合、ぜひ見に来てください！