04.01デルレイビーチ決勝からドバイへ　～移動や調整の難しさ～

前回の投稿では、デルレイビーチATP250大会の勝ち上がりをお伝えしました。
そして、自分にとって人生2回目のATP大会の決勝戦を迎えます。対戦相手は前週にニューヨークの大会で負けた超長身のオペルカ選手。一週前に試合をしているので、ある程度分析はできていました。ただ、分析ができたからと言って彼のサーブが簡単に返せるわけではなく、試合はやはり苦しい展開でした。大事な場面で相手がいいプレーをし、ファーストを落とし、セカンドはギリギリの所で耐え忍んでファイナルへ持ち込みましたが、ファイナルセットへの入り方が悪く、出だしでミスをしたのが敗因だと思います。
このビックサーバーに対しての接戦での気持ちの持ち方などが成長できる部分だと思いました。
とは言え久しぶりの決勝戦、ランキングも大幅に上がり自己ベスト48位へ！これは誇ってもいい物なのではないのでしょうか！左膝前十字靭帯を手術して以来の自己ベスト更新は本当に嬉しいことでした。

ただ、喜ぶ暇もなく、試合が終わった1時間後にはもう空港にいました。決勝を終えたのが日曜日の夕方で、翌週のドバイでの大会で最初の試合は火曜日。時差もあり、ドバイまでのフライト時間は直行便で14時間ほど。調整する暇もなくドバイで試合となりました。
僕はドバイという街が大好きで、いつも行くのを楽しみにしているのですが、今回はさすがに準備や調整の時間がなく、1回戦での敗退となってしまいました。久々の1回戦敗退ですが、「今回は仕方がない」と割り切りっています。そもそもテニスは移動が大変で、前週の大会に勝ち残れば、長時間の移動後すぐに翌週の大会が始まります。これからさらに上のレベルでプレーするにためには、こう言った難しい状況にも対処せねばなりません。

そして、この頃から新型コロナウィルスの影響で日本に帰るかどうかなども悩みながら行動していました。実際には負けた後1日ドバイに滞在してから日本に帰国しました。良い結果を得たアメリカ遠征でしたが、ドバイの大会までを含めると今回は時間的な制約が多くとてもバタバタした遠征となり、１年中ツアーをしているプロテニス選手の典型的な生活を表しているような期間でした。

さて、前々回の投稿でも書きましたが、新型コロナウィルスによって試合が中止・延期となっている中、僕のYouTubeチャンネルで色んなことに挑戦し発信していこうと思っています。ぜひYoshi’sチャンネルへの登録や映像をご覧ください！