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第22回全日本ラート競技選手権大会のご報告

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12月10日・11日に第22回全日本ラート競技選手権大会が茨城県つくば市で開催され、出場してきましたので、そのご報告をさせていただきます。
最終結果は以下の通りです。
女子個人総合 優勝 27.00点
種目別 直転 優勝 10.65点・斜転 第2位 8.30点・跳躍 第2位 8.05点
個人総合では初優勝することができました!!ずっと3種目とも一生懸命やってきたので、個人総合での優勝はとても嬉しかったです。

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今回は種目ごとに大会を振り返ってみたいと思います。まず1種目目は斜転でした。単刀直入にいうと残念ながら失敗してしまいました。いつも失敗しない技での落下だったので、その瞬間は何が起きたのかよく分かりませんでしたが、後々感覚をしっかりと振り返ってみると少しずつ原因がわかってきたので、次回大会ではノーミスの演技ができるようにしっかりと練習していきます!失敗してしまったことそれ自体はとても悔しいですが、その後のリカバーは冷静な判断ができていたと思います。また、ノーミスだった昨年よりも点数も順位も良かったことは自信になりました!

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2種目目は跳躍でした。これまでずっと前方屈伸宙返り1/2ひねりをやってきましたが、今回は数カ月前からひねりの数を増やして本格的に1回ひねりの練習をしてきました!ラートを始めた頃、宙返りもしたことのなかった自分が、まさかひねる日がくるとは…ましてや1回ひねりに挑戦する日が来るとは思ってもいませんでした。跳躍は2本試技できるので、当日は1本目で1/2ひねりで納得のいく試技ができれば、2本目では1回ひねりに挑戦しようと決めていました。というのも前方1回ひねりは、とても難しい技なので着地をとれない等の失敗をするリスクがあります。その場合、美しく1/2ひねりをきめた方が高く点数が出ます。個人総合の結果も関わってくるので、ただ闇雲に1回ひねりに挑戦するわけではなく、試合全体のことも考えながら1回ひねりに挑戦するかどうかはその場で決めました。

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実際の試技の1本目は、ものすごく良い出来というわけではありませんでしたが、まずまずの出来でした。正直もう一本をどうするか迷いましたが、補助者が背中を後押ししてくれ、1回ひねりに挑戦しました!結果は着地こそとれませんでしたが、しっかりと一回ひねりきれましたし、今後この技を試合で使っていくことを考えると、次に大きくつながるチャレンジでした!

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最終種目は直転です。正直このときはもうあまり個人総合のことはあまり考えていませんでした。ただ直転は自分が一番こだわって練習してきた種目なので、観てくださっている方も自分も楽しめるような良い演技がしたいとは思っていました。最終演技者だったので、前の選手の演技が終わり、フロアに立って残りの選手が自分だけになったときに、「なんて幸せなんだ!こんなに多くの人に演技を見てもらえるなんて!嬉しい!」と自然に心から思いました!実際の演技中のことはあまり覚えていませんが、最後の着地が決まった瞬間に達成感が体中から溢れ出て、つい可愛げのないガッツポーズが出てしまいました…(笑)

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試合前は、やはり苦しいことも多くありますが、これだけ一生懸命になれることがあって、それを応援してくださる方々がいるということがどんなに幸せなことかということを改めて強く感じました。

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私を応援、ご支援してくださっている全ての皆様、一緒に練習してくださった先輩方や後輩そして同期、審判や補助役員、本部役員等で大会を支えてくださった皆様…私は本当に多くの方々に支えられて、こうしてラート競技を続けられています。心より感謝申し上げます。ありがとうございました!
今後ともよろしくお願いいたします。