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今年の総括と来年の抱負

01
早いもので2016年ももうすぐ終わりです。今年もたくさんの出来事がありました。少しずつ振り返ってみようと思います。
3月4月には立て続けに急性腰痛症等の怪我もあり、リハビリが続いて絶望しかけましたが、無事に6月に世界選手権に復帰することができました!この1週間の出来事は本当に濃いものだったので、今でも鮮明に思い出されます。大会期間の後半は連日試合が夜まであり、眠気と戦いながら衣装を洗ったり、毎晩同期に身体のケアをしてもらったりと色んな方に協力してもらってなんとか乗り切ったという感じでした。ただ、こういったことも団体戦に出場でき、且つその他も決勝に残れたからということなので、嬉しい悲鳴でした。結果としては団体戦の銀メダル獲得と種目別2種目で入賞できたことはもちろんですが、特に個人総合で決勝まで残り、各国のトップ選手達と共に入賞できたことがとても嬉しく、大きな自信になりました。それとともに一番力を入れていた直転での失敗は悔しくもあり、色々な意味で次に繋がる試合だったと思います。

02
そして個人的には7月に筑波大学大学院を修了しました!世界選手権の追い込み練習と修士論文の追い込みの時期がかぶっていて、この周辺の時期は毎日必死でした。腰痛の為ずっと座っているのも辛く、お行儀が悪いのは承知で寝ながらパソコンに向かっていた日もありました…(笑)論文の内容も、演技構成に入っている技についてのことだったので、頭の中はラートでいっぱいでした。

03
世界選手権が終わり、身体も心も落ち着いた8月にはインカレ(全日本学生ラート競技選手権大会)に審判として参加させていただき、まだラートを始めたばかりの選手達のフレッシュな演技を観て初心を思い出しました。また後輩達の気持ちの入った演技に感動し気持ちを新たにしました!!インカレが終わると、少しずつ新しい技に挑戦したり全日本の構成を考えたりと段々全日本に向けて気持ちが高ぶっていったように思います。ただエンジンをかけるタイミングが早すぎてもガス欠をおこしてしまうので、全日本の本番にピークがもっていけるように気持ちをコントロールしていました。

04
そして今月の全日本大会。個人総合で初優勝でき、良い結果で2016年を締めくくることができそうです!とは言ってもこれで満足しているわけではありません。反省点や次の目標もあるので一息ついてからまた走りだそうと思います。

05
と、ここまではラート競技に関しての振り返りでした。2016年はラート競技以外にも新しいチャレンジをさせていただきました。例えば、このコラムもその一つです。自分の競技力向上だけでなくラート競技の魅力を多くの方に知っていただくために、10月からコラムを開始させていただきました!こうして競技以外のチャレンジをする機会をいただけることはとても新鮮で、競技と同じように試行錯誤しながら楽しく書かせていただいています!また、高校生に向けて講演をする機会も何度かありました。偉そうにお話できることはありませんが、自分がこれまで大切にしてきたことや、どういった思いで競技と向き合ってきたか等をお話させていただきました。「今の高校生たちに伝えられることや伝えたいことは何だろう?」と考えながら自分の高校生時代やラートに出会ってからこれまでを振り返る時間もとても貴重な時間でした。

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最後に2017年の抱負で締めくくらせていただきます。まずはこの間の全日本大会の結果から第8回世界チームカップラート競技選手権大会2017(4/22・ザルツブルグ)に日本代表として出場することが決定したので、この大会でしっかりと自分の役割を全うして連覇を狙います!競技以外では体操やラートの指導者としてのスキルアップ、パフォーマンスや体験会等の活動を増やして、より多くの方にラートに興味を持っていただくことが目標です!今年一年私と関わってくださった方々、応援してくださった方々、本当にありがとうございました!また来年も宜しくお願いいたします。
それでは皆様、良いお年をお過ごしください!!