11.30チャレンジャー大会転戦記

みなさんこんにちは。

今現在は、テニス選手にとって貴重なオフシーズン真っ只中ですが、オフに入る前に出場したチャレンジャー大会での試合についてお伝えしたいと思います。

10月の楽天オープンが終わった後、少し休みを取ってからオーストラリアのチャレンジャーに出場しました。一大会目はトララルゴン、二大会目はキャンベラで行われました。トララルゴンはメルボルンから電車に乗って2時間半程の所にあり、かなり田舎の場所でした。
ホテルの周りにもレストランなどが無く、毎日夕食は中華をデリバリーしていました。正直、（深圳での）ツアー優勝をした後のチャレンジャー大会でしたので、「勝たなければいけない」と思ってプレーをしていました。ですが、トララルゴンでは決勝でオーストラリアの選手に負けてしまい、僕自身初の決勝で敗戦となりました。今まで決勝の勝率は5戦5勝だったので今回も勝てると自信を持っていましたが、地元のパワーに押されてしまいました…

二大会目のキャンベラでは多少の疲れはあったものの、安定したプレーができて準決勝までいきましたが、準決勝で対戦した相手がかなり良いプレーをして、自分が何をやっても止まらない位の勢いで押されてしまいました。僕自身にもあることですが、ランキングが下の選手の方が上の選手よりものびのびとプレーできて、しかもリラックスしている分、もの凄く良いプレーをする時がたまにあります。ATPツアーの試合などで自分が格上の選手にやってきた状況が、チャレンジャーでは逆の立場で自分に降りかかってきた感じでした。こういった場面でのプレーはかなり難しく、ランキングが下の選手でも勝つのには苦労します。

オーストラリア二週間遠征は、結局準優勝とベスト4でした。優勝を逃したのは悔しかったですが、安定した成績が出せましたし、ランキングも上がってきたので、十分な結果だと思っています。

そして、今年最後の大会は神戸のチャレンジャーでした。プレー自体は本調子ではなかったというのが正直な思いでしたが、ベスト4には入りました。その準決勝の試合では、かなりモヤモヤの残る試合ではありましたが、（対戦相手の）綿貫陽介のプレーに押され、接戦で敗退しました。

ただ、この大会でベスト4に入れば、70位台プラス日本ランク2位で今シーズンを終えることができ、シーズン全体を振り返るとかなり満足はしています。

今年最後の試合では優勝できなかったですが、最終ランキング76位となり、かなり嬉しいです。一年でここまで戻れたことは自信になりましたし、怪我なくプレーできたことを幸せに感じています。

まだもう少しオフがあるので、一年間の疲れを癒した後、トレーニングを再開したいと思います。