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こんにちは、藤田俊哉です。
現役を引退した後、”ヨーロッパで監督になる”という夢に向かって、ヨーロッパに移り住んで早3年半。
本場ヨーロッパのサッカーの奥深さを分かち合いたい。
この「藤田俊哉サロン」を通して、新たなサッカー仲間が増えることを楽しみにしています!
イングランド発
藤田俊哉サロン
(元日本代表MF)
©toshiyafujita
こんにちは、藤田俊哉です。
現役を引退した後、”ヨーロッパで監督になる”という夢に向かって、ヨーロッパに移り住んで早3年半。
本場ヨーロッパのサッカーの奥深さを分かち合いたい。
この「藤田俊哉サロン」を通して、新たなサッカー仲間が増えることを楽しみにしています!
2017年8月10日、ついに新たな出発の日を迎えた。
成田空港を出発し、香港経由でマンチェスター空港へ。そこから電車で揺られること約1時間、目的地であるリーズへと辿り着いたのだ。
今回はこれまでとまったく違うルートを使っての旅を選んだ。
香港経由を選んだ理由はいくつかある。香港においてサッカー仲間とのミーティングがあったこともあるけれど、普段使い慣れたフライトとは違うルートを使うことで、新たな気分でスタートを切りたい——。そうした思いもあって、新しいルートの開拓とともに、とても有意義な旅となった。
リーズ到着後、すぐにトレーニング場へ向かい、ゲーム前日練習を見学した。監督、コーチングスタッフ、選手、そしてクラブ関係者と顔合わせをした。
トレーニングはボールポゼッション、戦術確認からのシュート、スモールゲームと続いた。ゲーム前日だったが、ハードなメニューをこなしていた。
今シーズンからチームを指揮するトーマス・クリスティアンセンは、デンマーク生まれの指揮官だが、スペイン代表にも選ばれたこともある名FWだった。選手時代はバルセロナでキャリアをスタートさせた後、ビジャレアルやボーフムなどでプレーした。ブンデスリーガ時代はリーグ得点王にも輝いたこともある。トレーニング・スタイルは、キャリアの影響だろうか、どことなくスペイン流のスタイルを感じさせる。VVVフェンロのモーリス監督のスタイルにも似ていて、個人的には親近感がある。とても気さくな性格で、温厚な人柄という印象を持った。年齢も近いので(トーマスは44歳、僕は45歳)、非常に話しやすかった。
リーズ・ユナイテッドを実際に訪れての第一印象は、とにかくポジティブなイメージを強く持ったということだ。トレーニング施設、スタジアムのすべても見て回り、このクラブの持つポテンシャルの高さを感じずにはいられない。スタジアムは歴史を感じさせるものではあるが、多くの部分を改装し、モダンなものに変わりつつあり、今後がとても楽しみである。
新しい会長を迎え、新たなスタートを切った2017-18シーズンは、リーズ・ユナイテッドにとっても大きな挑戦の始まりとなる。彼らとともに戦うことができる喜びも感じている。
大きな目標でもあるプレミアリーグ昇格に向けてタフな戦いが待っている。この歴史あるクラブがふたたびプレミアリーグで活躍し、ヨーロッパで戦えるように、自分の役割を忠実にこなしながら、何事もポジティブに精一杯やっていくつもりだ。
リーズ・ユナイテッド フジタトシヤ