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こんにちは、藤田俊哉です。
現役を引退した後、”ヨーロッパで監督になる”という夢に向かって、ヨーロッパに移り住んで早3年半。
本場ヨーロッパのサッカーの奥深さを分かち合いたい。
この「藤田俊哉サロン」を通して、新たなサッカー仲間が増えることを楽しみにしています!
イングランド発
藤田俊哉サロン
(元日本代表MF)
©toshiyafujita
こんにちは、藤田俊哉です。
現役を引退した後、”ヨーロッパで監督になる”という夢に向かって、ヨーロッパに移り住んで早3年半。
本場ヨーロッパのサッカーの奥深さを分かち合いたい。
この「藤田俊哉サロン」を通して、新たなサッカー仲間が増えることを楽しみにしています!
プレミアリーグ昇格を目指しているリーズ・ユナイテッドは現在、首位ウルブスと12ポイント差の10位と苦戦を強いられている状況ではあるが、僕はアジアのマーケティング活動のために一時帰国をした。
主な活動内容は、アジアでのパートナークラブを探すことと、各都市との文化交流を進めること。そのなかで今回は、ふたつのテーマをメインに、マーケティング活動を進めた。ひとつは、具体的にオファーを頂いている中国のある都市のアカデミー事業におけるパートナーシップ体制を具体的にどう進めるのか。もうひとつは、ホームスタジアム(エランド・ロード)のハイテクスタジアム化をどのように進めるか、だ。
ひとつ目のアカデミー事業については、先方からの提案にリーズの現状を加えたうえで、タイムスケジュールを組むことになった。リーズに持ち帰り次へのステップに進むことになり、リーズのアカデミー(コーチングスタッフ)にとっても新しい挑戦となり、中国との文化交流ができるので楽しみにしている。
もうひとつの大きなテーマである『ホームスタジアムのハイテク化』については、次のステップに進むためのアプローチとなりえるイベントに出席してきた。それが、東京大学で開催された『”Society5.0" とスポーツ先端科学研究 〜スポーツの新たな価値創出に向けて〜』のシンポジウムである。
僕はパネラーのひとりとして、3部構成の第2部のパネルディスカッションに登壇し、各界から集まった6人のメンバーの話を聞くことができた。冒頭に行なわれた二宮清純さんとのトークセッションでは、日本のスポーツ史や世界中のスポーツ事情などから将来への可能性について、ディスカッションできてとても楽しかった。二宮さんの知識の深さには脱帽するばかりで、その情報量は、予定されていた時間では語り尽くせないくらいだった。
また、東京大学の戦後70年から次の70年へ向けたビジョン(UTokyo3.0)を進めるために今年7月に発足した『未来社会協創推進本部』の活動についても、東京大学の五神総長より聞くこともできた。そのなかにあった『運営から経営へ』というテーマはとくに参考になった。『インタラクティブAIによる見まもり・生活アテンドシステム』という話のなかには、ハイテクスタジアム化に向けてのヒントが詰まっていて、とても有意義だった。イベント終了後に行なわれた懇親会では、会場に集まった見識者、それにともなう企業の方々とも交流できて、本当に貴重な時間を過ごすことができた。
リーズ・ユナイテッドのアジアでのマーケティングは始まったばかりであるが、このような活動での出会いが、その可能性を大きく広げてくれると感じている。行動した後には必ず新しい発見がある! そしてそこからはチャンスもある! これからも、その考えのもとに進んでいきたい。
さて、11月10日から日本代表がブラジル、ベルギーとのテストマッチに挑む。果たしてどんな戦いを見せてくれるのか。こちらの試合は現地観戦する予定だ。リーズ・ユナイテッドとともに彼らの戦いをしっかり応援していきたいね。
リーズ・ユナイテッド フジタトシヤ