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こんにちは、藤田俊哉です。
現役を引退した後、”ヨーロッパで監督になる”という夢に向かって、ヨーロッパに移り住んで早3年半。
本場ヨーロッパのサッカーの奥深さを分かち合いたい。
この「藤田俊哉サロン」を通して、新たなサッカー仲間が増えることを楽しみにしています!
イングランド発
藤田俊哉サロン
(元日本代表MF)
©toshiyafujita
こんにちは、藤田俊哉です。
現役を引退した後、”ヨーロッパで監督になる”という夢に向かって、ヨーロッパに移り住んで早3年半。
本場ヨーロッパのサッカーの奥深さを分かち合いたい。
この「藤田俊哉サロン」を通して、新たなサッカー仲間が増えることを楽しみにしています!
西野監督率いる日本代表がガーナ、スイス、そしてパラグアイとのテストマッチを経て、オーストリアでの事前合宿地を打ち上げ、いよいよ決戦の地であるロシアへと出発した。
就任間もない西野監督は本大会までの限られた時間のなか、23人のメンバーを選んだ。手堅いメンバー構成となったなか、私が最も注目している選手は独特のテンポで攻撃にアクセントを加える大島選手である。ガーナ戦でフル出場。試合は0対2で敗れたものの、ゲームをコントロールする力に長け、ミスのないプレーで攻撃にリズムを作っていた。ゴールを奪うためのラストパスも出せることが彼のストロングポイントでもある。そんなプレースタイルに西野監督は大きな期待を寄せている。西野監督が目指すサッカーをピッチ上で表現してくれる選手だと言える。今大会のキープレーヤーとなりそうだ。
グループリーグで、日本はコロンビア、セネガル、ポーランドと戦う。いずれも日本よりも格上ということで、厳しい戦いが待っていると予想される。そうしたなか、攻撃面での違いを生み出せる選手を起用し、多くの得点のチャンスを作って得点を奪う——。そうしたアグレッシブな戦いをして勝ち点を積み上げ決勝トーナメント進出を目指していくのだろう。
本来は攻撃的なサッカーを好む西野監督。ガーナ戦では3バックを採用して3-4-3のシステムにトライしたが、スイス、パラグアイとの強化試合では4バックで臨んだ。おそらく本大会では4バックで望むと予想される。パラグアイ戦では4ゴールを奪い4対2で勝利した。この得点は選手たちにとって大きな自信につながったはずだ。
コロンビアとの初戦まで残り1週間。どんなシステムで戦うのか? どんな選手がスタメンでプレーするのか? そしてどんな選手が予想もつかない活躍をしてくれるのか…、私たちを大きく驚かせてくれるようなプレーがたくさん見れたらうれしい。
今回、私はテレビ解説の仕事でワールドカップを現地観戦する。日本代表よりひと足早く6月10日にロシア入りし、翌日には韓国代表の監督も務めたフース・ヒディンクさんと会い、インタビューすることができた。大舞台でのさまざまな経験をしてきた方の話はとても勉強になった。ブラジル、スペイン、フランス、ドイツが優勝候補だろうと話してくれた。果たしてどこの国が優勝するのか、そして日本はどこまで勝ち上がることができるのだろう。
いよいよロシアワールドカップが開幕する!
リーズ・ユナイテッド フジタトシヤ