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こんにちは、藤田俊哉です。
現役を引退した後、”ヨーロッパで監督になる”という夢に向かって、ヨーロッパに移り住んで早3年半。
本場ヨーロッパのサッカーの奥深さを分かち合いたい。
この「藤田俊哉サロン」を通して、新たなサッカー仲間が増えることを楽しみにしています!
イングランド発
藤田俊哉サロン
(元日本代表MF)
©toshiyafujita
こんにちは、藤田俊哉です。
現役を引退した後、”ヨーロッパで監督になる”という夢に向かって、ヨーロッパに移り住んで早3年半。
本場ヨーロッパのサッカーの奥深さを分かち合いたい。
この「藤田俊哉サロン」を通して、新たなサッカー仲間が増えることを楽しみにしています!
日本代表の欧州遠征に合わせて日本を出発し、11月10日のブラジル戦、14日のベルギー戦を現地観戦した後、ふたたびリーズ・ユナイテッドへと合流した。
チャンピオンシップ(イングランド2部リーグに相当)の戦いは、開幕戦から好調なスタートを切れていたのだが、ここにきて、第9節のカーディフ戦(●0対3)を境に、2勝7敗とチームは苦しい状況に立たされている。
17試合を消化して、首位ウルブスとの勝ち点差は12ポイント。勝点26で暫定9位につけている。理想を言えば、優勝するチームというのは、序盤戦から上位をキープし、勢いを持ったまま最終節を迎えたいところだが、シーズンはまだまだ長い。折り返し地点さえたどり着いていない。とくにチャンピオンシップは24クラブで戦うタフなリーグなゆえ、首位チームでさえ、すでに3敗を喫している。いまはとにかく勝ち点を積み上げることだけに集中したい。
今シーズンのリーズは、まさに新生クラブと言える。新オーナーのアンドレア ラドリザーニは43歳で、新監督のトーマス クリスチャンセンは44歳だ。同世代の若いふたりが舵を取っているクラブである。
オーナーも監督も、それぞれの立場でアグレッシブに活動している。オーナーはアカデミーの現場にも顔を出し、選手やコーチングスタッフを励ましたり、底上げにも力を入れ、環境改善に努めている。監督は、穏やかな印象が強い人間だが、選手時代にはスペインやドイツでのプレー実績を持つストライカーで、力強い男だ。ちなみに、アカデミーダイレクターもまだ30歳と若く、現場の雰囲気は明るい。我々のポリシーは『地元の選手を育て世界に送り出すこと』なんだ! と教えてくれた。
このような若い仲間が力を合わせて、長らく低迷しているクラブの再建を進めているから、そのぶん、やりがいもある。どちらかと言えば、消極的だったクラブ改革も今シーズンは積極的に進み、各方面からのアイデアもたくさん取り入れ、生まれ変わろうとしている。これからがますます楽しみでもある。
1日でも早く、大きく活躍した2000-01シーズンのようにチャンピオンズ・リーグの舞台にふたたび立ちたい。そうなれば人口75万人のリーズ市内がさらに盛り上がることは間違いない。自然豊かな街ではあるが、イングランド第3の都市でもある。学生の街でもあるため、市内は活気もあり雰囲気も最高だ。
まだ馴染みの場所はないが、近いうちに誰が遊びにきても楽しんで帰ってもらえるようにしたい。フェンロ(オランダ)のように、この街が大好きになるよう、個人的にこれからもっとアグレッシブに動いて探索してみるつもりだ。
リーズ・ユナイテッド フジタトシヤ