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こんにちは、藤田俊哉です。
現役を引退した後、”ヨーロッパで監督になる”という夢に向かって、ヨーロッパに移り住んで早3年半。
本場ヨーロッパのサッカーの奥深さを分かち合いたい。
この「藤田俊哉サロン」を通して、新たなサッカー仲間が増えることを楽しみにしています!
イングランド発
藤田俊哉サロン
(元日本代表MF)
©toshiyafujita
こんにちは、藤田俊哉です。
現役を引退した後、”ヨーロッパで監督になる”という夢に向かって、ヨーロッパに移り住んで早3年半。
本場ヨーロッパのサッカーの奥深さを分かち合いたい。
この「藤田俊哉サロン」を通して、新たなサッカー仲間が増えることを楽しみにしています!
ガンバ大阪の井手口陽介のリーズ・ユナイテッドへの移籍が発表された。岡崎慎司(レスター・シティ)、吉田麻也(サウサンプトン)のふたりに続く日本人選手のプレミアリーガーが誕生する日が近づいてきた。
リーズ・ユナイテッドは現在チャンピオンシップ(2部リーグ)に属しているが、2000-01シーズンにはUEFAチャンピオンズ・リーグでベスト4に進出していた実績を持つ歴史もあるクラブだ。熱狂的なサポーターが毎試合、ホームスタジアムであるエランド・ロードに集まる。クラブのシーズン会員となっている日本人サポーターもいる。
2003-04シーズンを最後にプレミアリーグから遠ざかっているが、今シーズンより新オーナーを迎え、大きく変わり始めている。そして『プレミア・リーグ昇格』という目標達成に向けて、クラブハウス、スタジアム、オフィスのリニューアルなど、ハード面のレベルアップをはかりながら、気持ちを新たに、力強く進んでいるところだ。
名門復活に向けてそうした改革中にあるリーズ・ユナイテッドは、井手口を新戦力として大きな期待を寄せている。今後の流れとしては、まずはワールドカップまでの半年間、クルトゥラル レオネサ(スペイン2部)でプレーし、その後、2018-19シーズンからはリーズ・ユナイテッドでプレーすることになるだろう。
外国人の労働ビザ取得が難しいイングランドにおいて、そのリーグでプレーするためのハードルは非常に高い。吉田、岡崎のプレミアリーガーに続く日本人選手が出てこなくなるのでは…という不安もある。
そうしたなか、井手口がこのタイミングでリーズ・ユナイテッドへの移籍を決断したことは素直に嬉しく思うし、日本サッカー界の将来を考えても、彼のプレミアリーグ挑戦は、とてもポジティブな出来事である。
まずは彼がヨーロッパの文化に慣れることが大事だ。異国の地での生活を家族と一緒に楽しんでもらいたい。そしてピッチ上では、乾貴士(エイバル)や柴崎岳(ヘタフェ)のように、スペインで思い切りプレーして活躍し、高い評価を勝ち取って、さらにステップアップしてもらいたい。
今シーズン、リーズ・ユナイテッドがプレミア・リーグに昇格していたら、半年後、井手口はプレミア・リーグの挑戦が始まる。もし来シーズンもチャンピンシップでプレーする場合は、井手口がプレミア・リーグへの立役者になってもらえたら最高だ! これから井手口が世界のトップの舞台へとステップアップできるよう、リーズ・ユナイテッドのスタッフとして、僕もできる限り、彼をサポートしていくつもりだ。3月のリーズ・ユナイテッド観戦ツアーでは、井手口が加入するクラブの魅力を存分に味わってもらえたら嬉しいね!
リーズ・ユナイテッド フジタトシヤ